夢追い人の凱旋

「楽しい!」をください。

高地くんの10000字

 

 お久しぶりです、ちくたくです。

高地優吾くんの10000字ロングインタビューを読みました。その感想と推察、ってほどでもないグチャグチャ脳内会議。

マジでグチャグチャだから注意してね!!言ったからね!!!!!

遅いのは百も承知です。でもどうしても書きたかった。

私は18年からのファンなのでそれ以前の話は情報として知っているだけです。間違いがあったらごめんなさい。

 

 

 

お察しの通り長々と書いてるのでザックリ分類

1、高地優吾を誤解していた話

2、時系列順に北斗くんジェシーくんとの話

  メイン。

3、風磨くんときょもくんの話

4、メンバーにとっての高地くんの話

  これ一番書きたかった説ある。

あとまとめって感じです。

 

 

書いてあるのは全部高地くんの1万字を読んだ”私の”感想、1見解でしかありません。正解でも真実でもなんでもない、思い込みを積み重ねただけの独り言です。

ひたすら重たい雰囲気になっちゃったのでなんかそんな感じのテンションでお読みください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高地優吾くん!

 

 

高地くんが如何に特別な存在か。 

わかっているつもりでしたが、私の想像を遥か越えて高地くんは特別な存在でした。SixTONESのターニングポイント全てに高地くんが居た。あの日高地くんがいなければSixTONESは誕生しなかったかもしれない。

でも今の今まで、1万字を読むまで知らなかった。

ひた隠しにされていた。

高地くんからすれば言う必要のないことだったのだろうけれど、それにしたって知らないことだらけでした。「なんで教えてくれなかったの」と言いたくなるようなことばかり。なんなら自慢して、「感謝しろよ」の一言くらい言っても許されそうなほど、高地優吾は色々な事象に作用していました。

 

そんなSixTONESのキーパーソン、アイドル高地優吾は「最悪だ!」から始まりました。

平凡なサッカー少年の目に、煌びやかで残酷な世界はどんな風に映ってたんでしょう。順当に行けば不合格のはずがどんどん勝ち進んでいく様は、右も左も分かっていない人の足元に敷かれたエリートコースは、高地くんや周りを取り巻く人にどう映ったでしょう。

想像だけで胸が焼ける。記憶があやふやになるのも頷けてしまう。

そんな場所に立ち続けてくれたことに、まずは最大級の感謝を伝えたいです。

本当にありがとう。

 

高地くんは「人に興味がない」と言います。私もそう思っていました。人に興味がないからこそ誰とでも打ち解けられるのだろうと。でも全然そんなことなかった。ずっと高地くんを誤解していました。

高地くんの記憶の大半は ”誰か” のものでした。あの日の北斗。あの日の風磨。あの日のジェシー。あの日、俺の隣にいたあいつの姿。その時あいつはこんな表情で、それを見て俺はこう思っていて。そんな ”誰か” の記憶がすらすら出てくるのに人に興味ないわけがない。きっと高地くんは人に興味がないんじゃなくて自分に興味がない。あと察しがいいからわざわざ踏み込もうとしないんだと思います。

だって「本気だったらいいよ」も「これだけは覚えておいて」も相手の感情を読み取って、寄り添っていないと出ない言葉ですよね。その人を大事に思って、信じていないと出てこない。そんな優しさの篭った言葉がどれだけの安心を与えて、背中を押しているか。どれだけ頼りになる存在かなんて、想像に容易いですよね。

でも高地くんは「俺には何もない」「いらないって言われるまで」と言うんです。

高地くんは自分に興味がない。メンバーに必要とされる以外に、SixTONES高地優吾の価値を見出せない。何万人のファンに愛されても、栄誉ある賞を手に入れたとしても、それは高地優吾SixTONESに繋ぎ止める材料になりはしない。

こう書くとナヨナヨした他人任せの薄情者ですけど、だからこそ、高地くんはメンバーに必要とされている限り彼らを引き止めようともがくのだと思います。自分を必要としてくれた人たちが離れていってしまわないように、SixTONES高地優吾が消えないように。献身ではないからこそ、俗に言う ”愛情” を途切れず注ぐことができる。

横浜の夜風に吹かれながら言った「俺がさせない」が本心なら、高地くんは5人に「いらない」と言われるその瞬間まで隣に寄り添って「お前が必要」を伝え続けるんじゃないでしょうか。

 

私は、そんな風に受け取りました。

1万字に居た高地くんは、きっと思慮深く愛情深い人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな高地くんの情の行方。

メンバーとの話。

 

 

 

 

 

北斗くん。

あの頃の高地くんにとって北斗くんは「この世界の正解」だったのかもしれません。

記憶があやふやな中でもキラキラしてたことを覚えてるって、相当輝いて見えたはずなんです。

同時期に事務所に入って、置かれてる環境も似てる。連帯責任で怒られて、一緒に悔しい経験をする。そんな中でも全力で、本気で、アイドルを夢見る。高地くんが持っていなくて、北斗くんが持っているもの。その姿が ”アイドル” そのものに見えたのだとしたら、「こんな人が選ばれる世界なのだろう」と思っていたとしたら。

普通は嫉妬したりするでしょうが、高地くんはアイドルに執着がなかった。北斗くんに劣等感を抱くことなく、ただただ眩しく、枕を並べて聴いた夢物語の実現を純粋に望んでいたとしたら。

そう考えると、後の「俺もなしで大丈夫だよ」の辻褄が合う気がするんです。

ジャニーさんの独り言に口を出したってことは、高地くんは北斗だけ選ばれていないことが不思議だったはずです。そこに自分が選ばれていることも。健人にあって風磨にあって自分にあって、北斗にないものがわからなかった。

でも同時に吟味した結果北斗を入れていないことも理解できてしまった。「俺の代わりに北斗を入れて」も、もし ”B.I.Shadow" や ”北斗の隣” だけが高地くんの居場所だったのなら、それを自分から手放すような事も出来なかった。

 

この言葉の数日後、今のSexy Zoneが誕生しました。

もし高地くんがジャニーさんに呼ばれていなければ、今とは違うメンバーだったかもしれません。高地くんがメンバーで、きょもくんもそこに居たかも。セクゾのきょもゆごシンメが存在してた可能性だってある。

不思議な話ですよね。

デビューメンバーの選定だと知っていたら、高地くんは同じ言葉を口にしたでしょうか。今は「これで良かった」と言えるけれど。

何がどうあれ、その瞬間の高地くんは北斗と一緒にいることを自分の意思で選びました。

 

 

そんな事は露と知らない北斗くんは、自分のことで精一杯でした。

北斗くんの1万字、高地くんの名前が全然出てこないんです。高地くん以外も、最後にジェシーくんが出たくらい。北斗くんは本当に死に物狂いでデビューを目指していたんだと思います。

そんな人に「俺実は選ばれてたんだ」なんて言えないですよね。「お前は選ばれてなくて、それは嫌だと思って辞退した」なんて口が裂けても言えない。

そんなの、侮辱以外の何物でもない。

だから高地くんは何も言わなかった。言えなかった。お揃いの絶望だと嘘をつくしか思い付かなかった。

 

「これから」をジャニーさんに問われた時も高地くんは北斗とやっていくことを望みました。レギュラー番組を持っている高地くんならひとりでやっていくことも不可能ではないはずなのに、自暴自棄に走る奴を捨て置いて新しい出会いを求めることもできたのに、それでも高地くんは北斗と一緒にいたいと言いました。

それだけ大事に思っていながら、高地くんは表立って北斗くんに何かアクションを起こすことはしませんでした。起こしていたとしても、北斗くんには響かなかった。考えてみれば、同じ境遇と言えどレギュラー番組持ってる後輩に「一緒に頑張ろう」なんて手を差し伸べられても虚しくなるだけですよね。しかもそいつはアイドルになる気はない。デビュー目指してるわけじゃない。自暴自棄に拍車が掛かる方が自然です。

高地くんの思いは、北斗くんにとって迷惑でしかなかった。少なくともあの頃、全部を捨てて身一つで必死に戦っていたであろう北斗くんにとって、”高地”はもう背負えない荷物だった。しかも「一緒にいたらデビューできない」存在だったわけで。

ほっとけないと思いながらも「一緒に」とは言えなくて、もうシンメじゃないし、ライバルでも親友でもなくて。でも北斗をひとりにはしたくなくて。高地くんは本当に ”隣にいる” しか出来なかったんじゃないでしょうか。干渉しないし何も言わない、でもひとりぼっちにはだけはしない。それが高地くんが与えられる、互いにとっての最適な距離だった。

 

ジャニーさんもまた、理由は違えど同じ考えだったのかもしれません。

ジャニーさんなら「一緒にやりたい」と言った子にシンメ仕事を与えるくらい容易いですよね。逆に「一緒にやりたい」と決意表明したとて簡単に要望を叶えてくれる相手でもない。ジャニーさんは高地と北斗をシンメにはしませんでした。でも気持ちを尊重してないわけじゃなかった。

ゆごほくは、やはり健人と風磨が間にいてこそ眩く光っていたのでしょう。ピッタリくっついた隣同士ではなく、何かを挟んで、距離を置いてこそ。一蓮托生ではなく、各々が自立してこそシンメとして価値を持ち輝く。ジャニーさんの目にはそんな風に見えていたいたんじゃないかと思わずにいられませんでした。

 

 

シンメが自然消滅した約半年後、バカレア組が誕生します。

「”まだいたのか”と思った」なんて北斗くんは後に語るわけです。それくらいふたりは交流を持っていなかった。北斗くんは高地はもう辞めてるだろうと思っていた。

ジャニーさんから「YOUの友達入れておいたよ」と言われても、北斗くんにとっては心外な話ですよ。俺と高地のどこが友達なんだよ!と呆れていても不思議じゃない。

対して高地くんはあの日ジャニーさんに告げたことが現実になった。シンメではないけれど、近くに、同じ場所に居られる距離。それに顔なじみの奴が北斗の周りを囲んでいる。北斗が等身大で甘えられる人もいる。自分も ”バカレア” や”ジェシーの隣” に居場所ができた。

純粋に撮影が楽しかったのも勿論あるでしょうけど、 高地くんにとっては安心して北斗のことを忘れられる、北斗の手を離せる環境でもあったんだと思います。というのも、そもそもの話高地くんが北斗と一緒にいたい理由は「ほっとけなかった」だけで、「北斗の隣が好き」なわけじゃないんですよね。出来ることなら離れたいと思っていたと、私は1万字から受け取りました。

 

 

 

 

 

だって高地くんは一度アイドル松村北斗を殺しかけた。

あの日、もしくはあの頃。自分のたった一言で、行動で北斗の将来を変えられたかもしれないと高地くんはずっと後悔しているんじゃないでしょうか。シンメにいたのが自分だったことを申し訳なく思ってるんじゃないでしょうか。

何においても「それが運命」と達観していられたのは「自分の人生」だから。

自分が隣にいた所為で他人の、北斗の人生が捻じ曲がってしまったのではと悔やんでいたなら、これまで高地くんがB.I.Shadowを語るときにだけ使っていた「後悔してる」に納得が出来るんです。北斗の人生だから。北斗を巻き込んでしまったから。北斗のデビューを潰したかもしれないから。自分はデビューできずアイドルとして生きていけなくなっても全く構わないけど、北斗は違う。

「この世界の正解」、アイドルという夢に全てを賭けて輝ていた人を自分が絶望に突き落とした。自暴自棄に追い込んだ。見ていられないほどに、苦しめた。

悪意はなくとも、それが運命でも、少なくとも自分はその苦渋を生み出した側。そんな思いがあるから、高地くんは北斗を見捨てることなど到底出来なかった。

離れることが正解だったのかもしれないけど、自暴自棄になる北斗から離れたらもっと辛い結末が待っている気がした。隣にいるしかなかった。嫌われ役だとしても煙たがられても高地くんはその役を買って出るしか、 ”隣にいる” しか北斗にしてやれることがなかったんじゃないでしょうか。

 

それが「北斗と一緒にやりたい」の動機だと思うんです。

 無償の愛でもなんでもない、罪悪感と後悔の結晶。

 

その結晶は「北斗がアイドルとして成功すること」でしか砕けない。高地くんは、多分 ”北斗が” デビューすることを望んでいた。でも北斗くんが「一緒にいたらデビューできない」人間と夢を見れるわけがないですよね。

だから高地くんは離れたいと思っていた。

北斗がデビューを夢見れるような ”北斗の隣” にもっと適任な人が現れるのを待っていた。その時が来るまで黙って傍にいて、誰に知られることもないまま掴んでいた手を、人知れず離してしまうつもりだった。それが高地くんの考える、高地優吾がアイドル松村北斗に与えられるものだったんじゃないでしょうか。

 

 

 

バカレアが終わり、ステージの立ち位置が段々と変わっていき、高地くんの目に映る北斗くんの前に ”もっと適任な人” としてジェシーが現れた。

北斗くんを救える人。北斗くんが寄りかかれる人。北斗くんの隣にいられる人。

高地くんがやれなかったこと全部、ジェシーくんならば成すことができた。

 

高地くんの「一緒」はここで役目を終えました。

「ほっておけないから」ってことは、ほっといても大丈夫になったらもう一緒にいる理由はないってことなんですよ。そのタイムリミットまでに新しい理由ができるなり友情が芽生えるなりしたら話は変わりますけど、北斗の人生を狂わせたかもしれない「一緒にいたらデビューできない」自分に北斗が手を差し伸べてくれると、その手を掴んでもいいと、高地くんは果たして思えますか。

さっさと姿を消すべき。

ではありませんか。

 

 高地くんは、もう北斗の手を離していたんじゃないかと思うんです。バカレアが「一緒」にいられる最後だった。北斗が自分を置き去りにしてしまうのは「運命」だった。ひとりはトップに上り詰め、ひとりはくすぶったまま。ふたりは晴れて無関係。もう呪いは届かない。

これが高地くんの描いた ”ゆごほくの結末” だったんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもジェシーくんがふたりの手を掴んで離さなかった。

 

 

 

ジェシーくん。

 

 

 ジェシーくんは「6人」を愛してやまない。

5人を優しく包み込んで放さない。 

 そんなジェシーくんの言葉を、高地くんはずっと受け止めてきました。

でも乗り気にはなれなかった。「本気」なんて不確かな言葉を求めた。

「予感は少しあった」「どこかで願っていた」と言いながら、高地くんはあくまで中立を貫いてきた印象を受けました。「本気」と聞いてやっと天秤が傾いたような。

 

でも中立ってとても不思議な立場で。だって当事者ですよ。本人ですよ。「やりたい」なり「やりたくない」なりあるじゃないですか。「どこかで願っていた」なんて、そんな自分の感情にわざと蓋をしていたような表現が出てくるってことは、高地くんはグループ再結成について肯定も否定もしたくなかった、ってことじゃないですか。

「願っていた」なら、高地くんは心の奥ではジェシーくんが再結成を持ちかけてくることを望んでいた。ではそれを拒む理由。肯定できない、再結成を否定すべき理由が高地くんにはあった。

当たり前な話ですけど高地くんも北斗くんと同じ環境にいたんですよね。”グループ結成” というものに良い印象があるか正直怪しい。それに手を離したはずの北斗がもっと適任な人に手を引かれて自分の元に戻ってくることになる。

なんか凄い四面楚歌なんですよ。ジェシーの気持ちを尊重すれば北斗に迷惑がかかる。北斗の為を思えばジェシーの願いは叶わない。自分の気持ちを優先させてまた北斗を苦しめたらどうしようとかも、思ってたんじゃないかな。

高地くんはそんなどうしようもない後ろめたさを打ち破ってほしくて、ジェシーくんに発破をかけた。誰にも言わず色んな感情で雁字搦めにした天秤が傾いてしまうような言葉をジェシーくんに求めた。

ジェシーくんの覚悟を聴いて、高地くんも覚悟を決めたかった。

 

 

そしてジェシーくんはそれに応えた。

 

 私、てっきり高地くんも4人と同じく鰻屋さんで結成を持ちかけられたと思っていたんです。4人に召集をかけたのは高地くんですけど、それはただ単にジェシーくんからだと冗談に受け止められかねないから友達として伝達係を請け負っただけで、高地くん自体まだやるとは決めてない、みたいな。最初の一歩を友人として手伝っただけだと思っていました。でも全然違っていて。

実際はとっくに決意を固めていた。落ち着いて話ができるよう大人な鰻屋さんを選んで、ジャニーさんとの電話にひとりだけ立ち会うまでしていました。

まるで右腕。

バカレア時代にニコイチで感情を共有して、当たり前に隣にいるようになって、言葉だけで傍にいてくれるだけで勇気がもらえる関係。

こっちの方がよっぽどシンメっぽい。

もしかしたらジェシーくんは、高地くんにとっても ”もっと適任な人” だったのかもしれませんね。

 

 

 

無事ジャニーさんと直接話す機会を得た6人は「1曲だけでいいから6人で歌わせてほしい」というなんとも謙虚なお願いをします。それに対してジャニーさんは1曲歌うどころかユニット化までしてくれました。しかも名前まで考えてくれた。めちゃめちゃ大盤振る舞い。

それだけ6人の思いはジャニーさんの胸を打った。

 

ジェシーくんの願いは現実となりました。

でもこれも不思議なんです。

ジャニーさんはジェシーくんの歌声が大好きでした。ソロ仕事を与えたり、ユニットを転々とさせたり、ジャニーさんはジェシーの歌声が最大限活かせる環境を模索していたように思います。

対して6人は漠然とした相性頼りの集まり。今でこそきょもくんとのハーモニーは万人を惹き付けるものですが、それは結成後の努力の賜物です。そのきょもくんも「ジャニーさんからソロ活動を勧められていた」と言う始末。

つまり結成当時SixTONESは世界のジャニーから見てメンバーの魅力が発揮できるグループじゃなかった、ってことです。もっと輝ける場所があった。しかもジェシーくんはジャニーさんがトップを与え目を掛けていた将来有望株。グループ作るならもっと慎重に協議すべき、なんですよね本来は。「1曲やるだけだよ」とも言えたわけで。

 

大人の計算を凌駕してしまう熱意がジェシーくんにはあった。

ジェシーくんの信念がジャニーさんにユニット命名までさせた。

とすれば話は単純なんですけど、ここにも高地くんが絡んでいる気がするんです。

 

バカレア組は高地くんが初めて「ここにいたい」と思った場所です。

ジェシーくんの提案に乗る形ではありましたけど、どれほど残酷な光景でも傍観者を貫いてきた高地くんが強い執着を見せたのがこの6人だったんです。

 

ジャニーさんは出会った瞬間から高地くんを気にかけていました。

「お父さんと来てたでしょ?」と声を掛けたということは、きっと ”エレベーターですれ違ったあの子” をジャニーさんは探していた。1300人の中から選ばれただけの素人少年に精鋭極まるジャニーズJr.の最前列を与え、わざわざ呼び出してまでグループ編成の意見を聴きたがり、これからどうしたいか本人の意思を尊重しようとした。

果ては「いるだけでいい」と高地くんの存在そのものを肯定し続けました。

 

ジャニーさんは折々で高地くんに「高地自身がどうしたいか」を尋ねていました。そしてそれが叶うよう最大限動いてくれていたのではないでしょうか。

所謂お気に入りではなかったでしょうが、ジャニーさんはずっと高地くんの背中を見守ってくれていました。理想に導くことはしなかったかもしれませんが、その分高地くんの選ぶ道を信頼していたように思います。

螺旋階段の陰に隠れていた少年がどんな青年になり、何を選び取るのか。ジャニーさんは興味があったのかも知れません。

 

 

 

そして高地くんは6人を選び取った。

ジャニーさんは今までと同じく高地の選択が叶うよう最大限動いてくれた。

そんな側面もあるような気がするんです。

 

 

 

 

高地くんは ”SixTONES” を手に入れ、また北斗と同じグループになりました。

でも互いに暗い記憶が蘇る場所でもあるわけで。

6人としても、ラストチャンスだと分かっているからこそヘラヘラ笑って流せない瞬間が多々あったでしょう。その姿は決して一枚岩やアイドル的な仲良しグループとは呼べなかったかもしれないけど、その分根底にあるバカレアでの信頼を命綱に6人がそれぞれとのオリジナルで最適な距離感を模索できたんじゃないでしょうか。

 

その結果ゆごほくが辿りついた距離感は「不干渉」でした。

2017年頃の雑誌から追って見るに、ゆごほくはその時には既に互いの存在について空気だとか腐れ縁だとか、ひたすら「なんか知らんけど隣にいる、別にエモくない。無。」みたいな姿勢でいて、それをデビュー決定まで貫いてきた印象です。

「信頼感!安定感!」といった言葉は過去を引用しているだけ、仕事をそつなくこなしているだけで、SixTONES高地優吾SixTONES松村北斗の関係性となると何もない。でも「無」なわけがない。でも詮索したらどす黒いものが出てきそうでなんか怖い。

「…よくわからんけど円満ならヨシ」

これがファンの間でのゆごほくの認識だったように思います。B.I.Shadowの顛末は誰もが知るところでしたし、ド新規の私でさえふたりが ”ずっと一緒の仲良しさん” でいられない何かがあったのはなんとなく感じ取っていました。複雑な事情があるっぽい、でも真の不仲に比べれば全然仲よさそうだし、ビーアイも禁句じゃないし、リスペクトしあってるし好きみたいだし………と、何を見聞きしても本心が分からなかったんですよね。

 

でもそれってきっと、当事者たちもなんじゃないかなと思うんです。

 

 

「俺らは選ばれなかった」

「同じ苦渋を味わった」

「高地なら分かると思う」

「俺らふたりだとデビューできない」

「だから俺は高地と一緒にはやりたくない」

高地くんは北斗くんの劣等感からくる「俺ら」にずっと頷いてきました。彼方を眺めながら、「そうね」と呟きながら、高地くんはずっと北斗くんの隣でお揃いの絶望を静かに静かに受け止めてきました。 

時に顔を曇らせながらも、黙りこみながらも、突き放すことなく北斗を肯定し続けました。 

高地くんはどんな思いでいたのか、プラスの感情でないことぐらいしか分からないけど、でもそれだけは確かでしょう。

 

それを分かっていながら、北斗くんが口を噤むことはありませんでした。

きっと北斗くんにとって「俺ら」って「高地との思い出」なんですよね。

トラウマを抱いて尚誰より縁を感じてしまった。辛い経験も絶望したあの日も、高地とだけ共有された特別な記憶なんだとしたら。

振り返れる過去があること、ふたりにしか共有できない感情があること、だからこそ塞げない溝がふたりの間に生まれていること。それを発信することが、北斗くんなりの ”高地の隣” の表現方法で「ずっと一緒にいた」証明だったと思うんです。

しかしどれだけ雄弁に語っても、何度俺らはずっと一緒だったと伝えても、高地くんは明後日の方を向いて「そうね」と呟くだけ。

 

 

嫌われている。好かれていない。

だけど隣にちゃんといる。

互いに本心を読み切れないまま、伝えられないまま、柔らかい場所にそっと傷を付けられる不干渉の平行線。それが「SixTONES/ジャニーズJr.」の高地優吾松村北斗が各々導き出した、”隣” にいる為の最適な距離だったんじゃないでしょうか。

 

 

 

そして2020年2月7日。

デビューが決定してからお互いにあの頃言えずにいたこと、うっすらと感じていた運命性をポロポロと零すようになっていたゆごほく。北斗くんはこの日に放送された「あなたにお手紙書きましょう」にて「変わらず隣に居続けた」と言いました。

1万字を読み終えて最初に思い出し号泣したのがこれでした。

高地くんは見返りを求めない。「嫌われても」、あくまで自分本位に北斗の隣を選んでいました。SixTONESを結成する前から高地くんは北斗の意思に関係なく、本人に知られることなく静かに北斗の隣に佇んでいたんです。「隣にいるのは全部偶然」が高地くんが北斗に見せている顔だった。1万字の語り口からは、北斗くんが高地の別の顔に気付いているとは微塵も思わなかったのです。

つまり高地くんは、北斗は自分のことなど眼中にないと思っていた。

 

でも北斗くんは「10年間、高地は代わらず隣に居続けた」と言いました。

高地くんは ”隣にいる” しかできなかった。一匹狼であることにプライドを持っていたであろう北斗くんが、前だけを向いていたであろう北斗くんが、高地くんが隣にいてくれていることに、なんとなくかもしれないけど気付いていた。この頃、まだ北斗くんはジャニーさんに「一緒にやりたい」と言ったことは知らないでしょうに、それなのに、北斗くんの中の ”隣” というカテゴリーに高地優吾は在り続けていた。

手紙を書いた北斗くんにとって高地くんはトラウマを生んだ人ではなく唯一無二の大事な大事な存在だった。隣合って「これからも頑張っていこうね」と笑いかける関係だった。それが凄く、嬉しかったんです。

 

しかしまだ関係性が良好になったわけではありません。

この手紙が読まれたのは1年前。にも関わらず高地くんは「嫌わないでね。嫌いになっても」と現在の北斗くんへ伝えています。高地くんは、北斗くんにどれだけの言葉を並べられてもそれを100%信じることはできないのではないでしょうか。「一生一緒」も「これからも」も「隣にいた」も、高地くんの壁を壊すほどの威力は持っていなかった。

ゆごほくが仲良くなる為の最終関門はデビューできない呪いではなく、10年で広がった溝と「嫌われているから」という拒絶の壁だったわけです。

 

 

 高地くんの態度が変わらないのに対して、北斗くんはめげずに高地との距離感を再構築しようとしていました。今までならスルーしていたであろう会話を拾って高地くんに話しかけるようになったり、ラジオ仲間だと主張してみたり、スーパー高地タイムなんて名付けてみたり、仲良くなりたい!!!みたいなもどかしさというか試行錯誤がひしひしと伝わってきました。マジでめちゃくちゃありがとう。高地に歩み寄ることを諦めないでくれてありがとう。あんな可も不可もない反応ばっかされてたのに、まじでありがとう…。

 

絶妙に視線の合わないもどかしい関係が続いていた最中の2020年12月8日、北斗くんによってふたりはついに「友達」になりました。

ファンもメンバーも死ぬほどビックリしたけど、高地くんも死ぬほどビックリしたと思います。だって耳真っ赤にしながら「いつも仕事仲間とかって言ってたから…」って言ってるんですよ。デビュー決定からジワジワながら着実に北斗が距離を縮めていたのは、高地くん的にはビジネスの一環という認識だったんでしょう。”アイドルとして” 仲良くなろうとしてくれてる、それでも嬉しい、みたいな。そう思ってないと「嫌われている」との整合性がつかなかったんじゃないかな。何にせよ「北斗の友達」は完全死角からの剛速球ストレートかつ満塁ホームランだった。というのも高地くんはここから「北斗と向き合う」ことに本腰を入れたっぽいんですよね。雑誌越しじゃなく、ちゃんと本人に気持ちを伝えようと頑張りだしたというか、グッと距離を詰めだしました。

つれない態度になってしまったのは、自分が近づいても北斗が離れていかない自信がなかったからなんでしょう。

目を泳がせながら「相方」とか言ってみたり、まだまだ他メンバーに比べて照れや違和感、感情の扱いに困ってる感じはしますけど、壁が消え去ったふたりなら ”ずっと一緒の仲良しさん” になってくれるという確信があります。それがいつになるかは分からないけど、今はその日がやってくるのをのんびり待っていようと思います。

 

 

 

 

ここからは人物毎に色々書いていきます。

 

 

風磨くん!

風磨くんがいなかったら、健人くんや北斗くんのようなアイドルになる為に生まれてきた人しか身近にいなかったら、高地くんはきっと事務所を辞めていたでしょう。高地くんにとって、風磨くんはきっと「普通のままでいい」を教えてくれた人。キラキラドロドロしたものばかりじゃない、浮世離れした世界じゃない。どこにでもある人と人の、友達としての出会いをくれた。普通に話すようになって、普通に優しくて、普通にふざけあって、普通に気を許せるようになっていく、そんな平凡な繋がりをくれたのが風磨くんだった。

「番組が終わったら辞める」というのも、ジャニーズ抜きにしても信頼できる友達だと思えたから話せたこと。風磨くんも友達として、他のジュニアに説教されそうなことを言ってる高地くんを黙って受け止めてくれた。

受け止めた上で、「絶対デビューしよう」と手を取ってくれた。デビューしても変わらない関係でいようとしてくれた。

あの日の薄情な決意が笑える冗談になる瞬間を見届けてくれた。

 

1万字で「しつこい」とか言いつつ話しちゃうってことは、そのメールは高地くんの記憶に鮮明に焼きついている。天邪鬼な表現をしてしまうくらい、照れてしまうような嬉しい出来事だったんです。風磨くんにはどうかこれからも友達兼お兄ちゃんとして「俺年下だけどね?」って笑いながら少し遠くで高地くんを見守っていてほしい。高地担はそう願わずにはいられませんでした。

 

  

 

 

 きょもくん。

きょもくんは努力を惜しまない人。簡単に諦めない人。自分の気持ちや感性を信頼して、自分の納得する道を行こうとする人。だからこそ、弱みを見せびらかしたり簡単に他人に救いを求める人ではないと思っています。

「辞めたい」という言葉が出たのがどんな状況かは分かりませんが、恐らく冗談や気の迷いではなかったのでしょう。本当に、SixTONES京本大我は消える寸前だった。消えてしまっても構わないほど、きょもくんの何かが悲鳴を上げていた。

アイドルとミュージカル俳優の両立、ハードなスケジュール、中途半端な立ち位置、やりたい事とやるべき事、分かり合えない葛藤、見えない未来、期待の目。どっちつかずな環境がきょもくんの足元を揺らしていたなら、飲み込まれてしまわないように何かに掴まる必要があった。

 

そこに居たのが高地でした。

高地優吾は特殊だった。グループと同じくらい、多分それ以上にたったひとつのローカル番組を大事にする人だった。グループを最優先にしない薄情者。どちらを取るかハッキリしている聡い人。高地くんときょもくんでは経緯も環境も全く違いますけど、それでもきょもくんには高地が羨ましく映ったんじゃないでしょうか。それと同時にグループに対する悲惨な心情を、良い意味で他人事として受け止めてくれる人だと思えた。

 

ふたりの距離がグッと縮まったのが2017年のホテル同室かららしいので、その時に打ち明けたのでしょうか。「何度か」ということはきょもくんが消えそうになったのは一度ではないのでしょうか。

その度に、「グループを抜けたい」なんて痛烈な言葉を、悲しい秘密をグループメンバーひとりだけにぶつける非道な男に高地くんは寄り添ってきました。あの日の風磨くんのように。

高地くんが言った「理解できたから」にはきょもくんの抱く息苦しさに加えて、胸の内に溜め込み続けた嫌な部分を誰かに押し付ける安堵感と後ろめたさも入っていたんじゃないでしょうか。

言葉を口にするまでの苦悩までも理解できたから、高地くんはきょもくんを引き留めなかった。それに高地くんは「ちゃんと見てから決めて」と ”京本大我が抜けること” より ”メンバーを見くびられること、大我が自らの選択を後悔すること” を阻止しようとしていました。その上で、大我が自らの意思でSixTONESを選び取ることを望んでいたんです。

ありきたりに聞こえるけど、自分の人生も左右されかねない状況で相手の心情なんて掴み所のないものを優先させるのは簡単なことではないはずです。それでも高地くんはきょもくんに寄り添い続けました。「大我」と名前を呼んで、ふたりで打ち上げを抜け出して、同じ時間に眠りにつく。きょもくんにとってSixTONESが居心地の良い場所になるように、SixTONESが足枷ではなくなるように。それが引き留める言葉を持たない高地くんなりの「お前が必要」の伝え方だったんじゃないでしょうか。

 

 今ではきょもゆごは「親友」「ニコイチ」になりました。

でもそういう仲良し発信てきょもくんからばかりなんですよね。高地くんは大我のこと「誰より仲良し」とは言わないんです。それでも折に触れて冗談交じりでも「仲が良い!!」と主張してくれるということは、高地くんとの関係はきょもくんにとってとても心地の良いものなんでしょう。

高地くんも末っ子ふたりの誘いは煙に巻くくせに大我とはコンビニスイーツやらラーメンやらを一緒に食べたがったり「一緒に頑張ろう」とメッセージを送ったり、直接的ではなくともふたりの時間を好いているのが見て取れます。

SixTONESでいる時はこぜりあいが絶えないのに、ふたりになると「話せるようなことなんにもないね」と笑い合っている。そんなきょもゆごが好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長らくお付き合いありがとうございます。

とっくに1万字越えてしまってます。すみません。まだ続きます。

ここまで私は1万字を初めとした「高地くんから見た人たち」を主に勘ぐって書いてきました。延々と高地くんが周りに及ばしてきたアレコレを考察していて、ふと「メンバーから見た高地くんは?」という疑問が生まれました。

ここからはその話をしたいと思います。

 

 

これは言うまでもないことですが、SixTONESは高地くんのことが大好きです。もし完全ビジネスだったらその職人魂に感動すら覚えると思うくらい、5人は暇があればコーチコーチと鳴いている印象です。かわいいよね

そんなSixTONESにとって、高地くんはどんな存在なんでしょうか。

 

一番割合を占めるのが「いじられキャラ」でしょう。

最年長で後輩で。ヤンキーだけど抜けていて。いつでもニコニコ笑っていて。

所謂パブリックイメージの高地くん。

 

SixTONESは高地くんをいじる。

不機嫌にさせたり、口を聞いてくれなくなったり。

気にしいの心配性集団のくせに、それでもSixTONESは高地くんをいじります。

「高地をいじることで辛い舞台期間を乗り越えられた」「みんなといる時はスイッチ入れて高地をいじる」「みんなで高地をいじってる時が一番団結力ある」「高地をいじってストレス発散する」「重い空気を一転させる秘訣は高地をいじること!」

自分でなんとかしろと言われてしまうとそれまでなんですけど、メンバーの発言を見るに、”高地をいじる” には「面白い」に留まらない様々な効果があるんです。そして今やSixTONESにとってそれが必要不可欠になっている。頼りにしてるんです。高地くん的には不本意かもしれませんが。笑

ソロ曲1発目しかり、「そこに高地がいること」で緩和され円滑にまわるものが数多くあるのだと思います。最近それを顕著に感じたのが2020年のクリスマス動画。カオス極まれりだったあの回です。多分寒かったろうし、恥ずかしい恰好させられるしでテンションを上げるのがなかなか難しかったんじゃないでしょうか。

なんとか場を盛り上げたい、けどみんなギアが上がらない、そんな時に無茶な事を言っても許してくれる且つみんなが乗ってきてくれる可能性が高いのが「コーチ!!」だったんだと思います。

グループの潤滑油であり一体感をもたらすもの

これがSixTONESにとっての高地優吾です。

 

 

ではメンバーにとって高地ってどんな人なのか。

この時にジェシーくん以外がよく言うのが「高地はいじられキャラのイメージがあるけど…」です。その続きは「責任感がある」とか「怒ることもあるよ」とか「ほんとは疲弊してる」とか。

ジェシーくんは「いじられキャラを受け入れてくれるようになったね」をよく言います。「前はいじられるの嫌がってたけど」と。もう何回読んだか分からないくらい、ジェシーくんは高地くんがいじられキャラを割り切って受け入れてくれた話をしているんです。

いじられキャラ高地優吾” をSixTONESは頼りにしていますが、メンバーは「キャラクターを担ってくれている」という自覚があるんです。

本当はやりたくないけど仕事として、は言い過ぎかもしれないけど、高地くんが好き好んでいじられキャラをやっているわけではないことを知っている。でも頼らざるをえないから、SixTONESの総意ではなく ”自分の意見” として読者の大半がファンである雑誌で「本当は…」という話をしてくれているのだと思っています。

 

そんなメンバー個人との関係性。

「親友」だったり「頼れる人」「腐れ縁」「たくさんの約束をした人」「素でいさせてくれる人」。どれも等身大でぶつかってくるメンバーを高地くんが大きな懐で受け止めているようなイメージが浮かびます。わがまま言っても、ウザ絡みし続けても、逆に突き放しても、「高地は許してくれる」というなんとなくの安心感があるんだと思います。つまり高地くんの優しさで成り立っている。

 

仕事で好きなだけいじられて、オフの時も大らかで。

SixTONESって、高地くんの負担結構デカいんじゃないかと思うんです。

キーパーソン、グループの要と言われるのも頷けてしまいます。

ジャニーさんはこれを初めから見透かしていたんだとしたら、恐ろしい人ですね。

 

その背負った負担の皺寄せがどこにいっているのか、謎が多い高地くんのことなのでなんにも分かりません。お風呂とかバイクで発散できていればいいけど。

不安がないこともないですが、とにかくSixTONESは高地くんの大きな愛によって護られている。護られているからこそ個人競技に没頭でき金メダル集団を目指せるのだと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

ここで終わりじゃありません。

 

 

 

むしろここから先です!!私が言いたいのは!!

 

SixTONES高地優吾に護られていることに気づいている

 

この話がしたいんです。

これが1万字を読んだ私の感想、というか高地くんへのアンサーです。1万字、高地くんは本当に思慮深く愛情深い人だと感じました。

でも高地くんは誰のことも頼らない。

護られようとしない。

勝手に傍にいて、勝手に見守っている。みたいなテンションなんですよ。見返りというか相互に支え合おう、という関係にはあまりなりたがらないように感じるんです。それが高地くんにとって調度良い距離感なのかもしれないけど、それでも頼った分だけ頼られたいし、頼っていいと思われたいじゃないですか。相手のことが大事なら尚更。

でも高地くんは誰のことも頼ってくれない。

こんなにたくさん頼られてるのに。

 

だからその分5人は「高地は大事にしないといけない人」というのを各々の言葉で感性で語っているんです。頼ってくれないから、頼られている実感がないから。

「抜け道になってあげる」とか「ほどほどにしてあげて」とか「寛容でいてくれてありがとう」とか「高地がいるから5人が輝いてるんだよ」とか、なんかすっごい甘いんですよ。言葉の奥に「だから時には頼って」がある気がしてしまうんです。

ジェシーくんの旅行だって「うるさいの嫌い」って言ってる高地くんが乗り気で行きたがるふたり旅なんですよ。つまりその時のジェシーくんは高地カスタムのうるさくないジェシーな可能性が高い。そう思うとジェシーくんの「旅行行こう!」が「リフレッシュしにいこう!」に聞こえてきません?私は聞こえる。

 

あと ”5人は” って書いたんですけど、これって ”5人の総意” ではないんですよ。と私は思っています。なんかね、「俺個人はそう思ってる」が5人とも重なっただけ、な感じがするんです。「他のメンバーがどう思ってるかは知らないけど」が文頭に付くというか。

親友として、頼ってばっかりだから、腐れ縁だから。それぞれがそれぞれの視点から高地を大事にしたいと思ってくれて、結果みんなからSixTONESから大事にされてる。みたいな感じがするんです。

 

 

これは思い込みじゃなければいいな、と思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全部勘ぐりの思い込みなのでもっと軽薄で直感的な行動だった可能性も大いにあります。こんなアホみたいに長い感想文を読んでくださりありがとうございました。感謝。

 

 

 

 

 

 

まとめると

高地くんはめちゃんこハッピーであってほしい!!!!

5人にいっぱい頼ってね!!!!!

 

というお話でした!!!!!

以上解散!!!!!!